ウミガメの涙。

突然トラックバックさせていただきました。

http://blog.livedoor.jp/iwashi_gumo/tb.cgi/29162466

毎回、興味のある内容で感心しきりのたいちょのブログであります。

中でもこの記事。

つい最近ウミガメ保護なところに先輩が就職したばかりですし、

さらに、最近親ガモ愛な記事↓を読んだばかりで…。

北海道新聞さんへのリンク。


それはともかくウミガメさんですよ。

特有のキャタピラ、カメさんの頑張りが伝わります。

非常に残念ですねぇ…。

ちなみに、卵を産めなかった母ガメさんは、海に戻って海中で産卵してしまいます。

当然、新しい命は『全滅』です。


さらに言うと、ウミガメさんは神経質です。

生後間もないウサギさんのようにストレスに弱いんです。
(子ウサギはむやみにさわらない!ストレスで下痢すると97%助かりませんよ)



ブロックを越えることができてもその道のりの大変さにショックを受けて、

卵を産めず海中にもどって産卵…(以下略)となっちゃうんですね、残念ながら。


それどころか、母ガメだって危ないんです。
(観光好きさんはアタマに入れといてほしいっス)

ウミガメです。

海にいるカメさんです。

が、自分の安心できない場所、陸に上がってくるんですよ。

当然命がけなんです。

ちょっとしたことでパニックに陥ってポックリ、なんてことになりかねないんですよ。


命がけで必死に神経すり減らして子孫残しに来たのに、

いきなりでっかいよく知らない生き物にライト当てられたりカメラ向けられたり。

自分が分娩中にいきなりテレビ局が取材しに来たらどう思います?ってなモンですよ。


『カゲからこっそり見守るツアー』なんてのもありますが、

神経すり減らして命がけな状態ですよ。

どこにいるかわからないのに視線を感じる、さあ怖いったらありゃしません。



いやしかしウミガメは見守るこちらに気付いてないんじゃないか?


例えそうだとしても、命・神経すり減らしてる彼らを本当に守りたいなら

専門家でもない私とかが『見』守るという行動は良いことでしょうか?


私が見守られて『嬉しい』と思うのは、私がホモサピエンスという動物だからです。

うちのペットがちょっかい出されて楽しくなるのは、あのコがムステラ・プトゥリウス・フロ(フェレット)という動物だからです。



ではウミガメは?

ウミガメの生態、行動を知っていますか?

彼らはどういう生き物なのでしょう?


命の重さを同じだと思う心は大切です。

母亀さんの身になって『頑張れ!』と思う気持ちはわかります。すごいいいコトです。

人を思うのと同じように様々な動物を思うことは今後とても大切なことですが、

おなじように思うのと『同じように扱う』のはちがいます。

できれば、『人間と違う扱い』で、『人間と同等の幸せ』を与えてあげてほしいです。
(あーわけわかんなくなってきた)

例えば飼ってる熱帯魚に『家族同然にこのコを愛してるわ!』と言って

誕生日に奮発して寿司あげちゃう。

爬虫類を愛余って撫で回す。


残念ながら動物達にはいい迷惑になってしまう。


人間が上記のようなことをされて嬉しいのは、人間が『人間』という生き物について、

習性や生態を知っているからです。

人間がされて嬉しいコトとか、たくさん知ってるからです。だって人間だし。

ならば動物達は?ですよ。

人間扱いしたって、動物は生態や習性がまるで違います。


その生き物についての習性や生態を知っていれば、どうすれば彼らが『人間同等の幸せ』を得られるかが見えてくるかもです。



何か宗教臭くなってきたからおーわり!!

なんかトラックバックから完全に脱線しました・・・スンマセン。
(野生動物と家畜はまた違ってくるんですよね。『共生のボーダーライン』が)