あーさひがさんさん




午前3時22分。



終わりました。

ほんとうに、ほんとうに、全てが終了です。



心配してくれたり、励ましてくれたり、支えてくれた方へ。

わざわざメールいれるのもご迷惑になるので、

この場を借りてありがとうを言わせてください。



本当にほんとうに、ありがとうございます。

画面越しに表情も気持ちも動作も何も届かないのがとっても悔しい。

そのくらい、ほんとうに、たくさんのありがとうを言いたいのです。

心からありがとうございます。



残党処理が終わりました。

雑魚さん2人、やっとこさGAME OVERです。


思えば去年の秋ごろから、

『お嬢さん』こと大ボスと戦うこと約一ヶ月ちょい。

大ボスの遠隔操作約半月。

静かな冬を過ごせると思いきや突然の刺客襲来。

案外強敵で四苦八苦し、刺客を切り抜けたらみみっちい雑魚がわっさわさ。


家の門は5回、窓は12回、

他にも、

譜面台

楽器

戸のガラス

愛用のかんざし

寝巻き

アタシの角膜

首根っこ

お兄さんの腹

おまわりさんの腕

アタシのこころ


叔父さんのお仏壇。



他にも色んなものを壊されて、持っていかれて。



もう何が何で何のなんだか。



大ボスと戦ってる時は、参ってたけどもお兄さん方がかばってくれて、

事を聞いてくれた友人知人みなさまが「大丈夫?」と心配してくれて、

本当にありがたく、やる気全開で頑張れました。

その反面、皆さんに余計な心配かけるのはなんだか申し訳ないな。と思い、

この話題はなるべく控えよう、と思いました。

解決したら、そのときに『終わったよ』という報告をしよう。

そう思いました。


初っ端は、そんなに深刻に考えてなかったのかもしれません。

次第に余裕はなくなりましたが、

それでもお兄さんがいるし、アドバイスもいただいた。


怖いけど、大丈夫。何とかできる。


そう思って、大ボスとは無我夢中で戦いました。

それでも結構ギリギリで、

少し不安になって近況と弱音を吐き出してしまったり、

それを聞いてもらってさらに励ましてもらったり。

うれしい燃料を補給しつつ大ボスを海外にすっ飛ばすことに成功しました。


ひと段落して居候のお兄さん方も安心して出張、

しばらくちょっとした一人暮らしが始まってから。


油断してました。


大ボスの刺客襲来。



思い返しても、この一連のあれやこれやで一番怖かったのは多分この時です。




周りに誰かいるときは自分そっちのけで周りを心配するからいいんです。

守る対象がいると『みんなに何かあったらどうしよう』という怖さはあるものの、

自分自身が感じる恐怖はほとんどなかったんですよ。


守る対象がないと、

というか一人ぼっちだとこんなに怖いなんて、思いもしませんでした。

家に押し入られた時、普通に『殺される!』と思いました。パニックでした。


『心配かける・迷惑かける』


そんな思考はすっ飛び、とにかく一人を感じたくなくて、

深夜にもかかわらず事情を知る方に「今襲撃されてます」みたいな意味不明メール送ったり、

ひたすら独り言喋ったり、…もう誰かにすがりたい一心だったんでしょうね。


自分の情けなさがよーーーーーーーくわかりました。

大丈夫と大口たたいてたのに一人じゃ何もできないんだなと。

守ってるつもりが守られてんだなと。


この日からしばらくは恐怖心ピークで、

それと同時に、私なんかにやさしいお言葉をかけてくれる方がいて、

ものっすごい支えられてました。

アタシものすごい迷惑かけてんなぁと、反省のピークでもありました。



もうそろそろしっかりしなきゃ、と、

反撃モードに切り替えて、一人の期間を持ちこたえ、居候たちも帰宅。


その時、やってくるのはいわば雑魚、割かし大きな被害を与えない連中さん少数でした。

それをただひたすらちょっとずつちょっとずつ対処し、





さきほどようやく最後の2人に(おまわりさんが)お灸を据えたところです!

誤解もとけた!

もう来ない!


綴りながら泣けてきましたちくしょう。


もうこないです。多分。また知らん押しかけが増えたら私は日本の教育を疑います。



ええと、いままでご心配をおかけした皆様に、

ありがとうございましたごめんなさい、を。

今まで“終わった”報告を何度も受け取った方は『またかよ』とお思いでしょうね、

今回が本当にラスト。ラストです。




この一連の長期戦で、学びました。

一人でもしっかりしなくちゃ、ということ。



あと人の気持ちのことも。



今回の原因は『いきすぎた好意(?)』。

私に会いたくて私の前に現れたのに、

私の『被害届』ひとつで、


お嬢さんはたくさんの『大事なもの』を失いました。

いや、私が奪いました。


学校、友人、世間体、住む場所、行動範囲。


『お前なんかに人の人生ぶち壊す権利があっていいわけがない』


何度も言われました。

確かに、そうです。

会いたかったその相手に人生を台無しにされたわけです。

自分がもっと広い心を持ってたら、違う解決法になってたかもしれない。


私はいつになったら、誰かを幸せにできるのか。


もっとかしこく、大人に、余裕のある、強い、そんな心を持たなくちゃなと、

そう思いました。

自分のことではちきれないで、もっと人のことをたくさん考えれるこころの広さが欲しい。

欲しいっつうか自分で広げなきゃなと。



気付けば徹夜ですね。

もうテンションおかしくてよくわからなくなってきました。



とにかく!

ここで『おわったよ!』ということと、

『ありがとうございます』、

『今までご迷惑おかけして申し訳ありませんでした』、


これらが言いたかったんです。

心から言いたかったんです。


もう、大丈夫です。

とりあえず、寝ますね。

長々とお付き合い、ありがとうございました。