肩から腕にかけて
結構縫った。出血多量で意識ぶっ飛んでましたちょっとだけ。
生体管理の難しさを再認識しました。ナツ(名前)の殺傷能力すげー。
あ、ナツってお馬さん。
で、自己満足なので読んでてムカッとするかもなので、
べらぼうに心の広い方以外は回れ右もしくは左。
私達、動物を扱うキーパーや調教士や飼育スタッフは、
動物の命を預かって仕事をします。
でも動物たちの意志ではありません。
だからこそ動物が安心できる環境を作ってやるのが私達の役目です。
今回私は、担当動物(ナツ)が満足する行動をとってやれませんでした。
ナツは、強制的に私に命を預けています。
ナツが怒った場合、私がそれを受け止めてやらなければなりません。私の責任です。
大袈裟でなく、命をかけてです。
先輩方はフォローしてくれました。確かに今回の直接の原因はお客さんのルール違反かもしれません。
でもそれで済ませてはイカンのです。プロ失格なのです。
お客さんの行動を予測しろよ、諸注意を守らない行動も考えとけよ。お客さん怪我したらどうすんのさ。
そしてその時の動物の行動も。しっかり感情読み取ってやれよ。
何のために行動学勉強してんのさ。
何のためにナツの命預かって毎日一緒に過ごしてるのさ。
不満にさせるためじゃないでしょうがよ。この知識不足め。経験不足め。
そんなワケで大怪我しました!
たまたま生きてます!ラッキー!
この業界、3つほど鉄則があります。
- お客様に怪我をさせない
- 自分が怪我をしない
- 動物に怪我をさせない
優先順位については状況などによるし、何より賛否両論になりそうなので今はパス。
今回、簡単に言うとナツが怒ってお客さんにちょっかい出しそうになったんですよ。
いやあ間に合ってよかった。
でね!でね!
我に返ったナツが、私に攻撃したって気付いた時、
ナツはあわてて私に謝ってくれました。
「ごめんね」と、何度も私にすり寄って、グルーミングしてくれました。
まだ私を信頼してくれてるんやね、ナツ。
病院行ってからナツに会ってから帰ろうと思って、ナツの元に行きました。
ごっついヘコんでたんです、ナツ。
表情乏しいのに、言葉を持たないのに、何でこんなに伝わるんだろうか。ごめんねナツ。
その日はずっとナツと一緒でした。
そんなオハナシ。
そんなナツも、今ではお客さんに愛想まくコトを覚えました(エサせびるなよ)
真面目に語りながらも、心の中や同業者との最近のあぶないネタ話の時に、
「お客ってばおいおいオマエさんなんてコトしてくれんのぉ!とか思ったね!」と、
しっかり毒づいてますけど、多めにみてやってください。
もうね、ナツ大好き、動物大好き、お客さん大好き、この業界大好き。
あれ、早速『言葉の重み』を忘れてるよ。
でもいいや。全部好きだもの!仕方ないでねぇの!
そんなワケで公衆衛生のテストは98点!
瓜実条虫まっちがえたちくしょおぉおぉおお!!