れっつごぅ動物園。


行ってきましたよ、天王寺動物園

やっぱプロの解説は勉強になるなぁ。かっこいいぜ先生。

ただ、異常なまでの幼稚園児の数でしたが。

チビッ子集団に紛れて19〜20代前半+還暦のグラサン教師。

あぁ場違いでごめんよしかもみんなしてメモ帳とかもってキモイ集団だったよねご迷惑おかけしましたお母さん方・・・。



で、今日聞いた話の中で、専門的なことでなく印象に残ったお話を一つ。


日本が世界大戦で敗北確定の空気を纏い始めた頃、ご存知(かしら?)のように、

全国の動物園が猛禽、猛獣たちの射殺を余儀なくされていました。

理由は空襲による動物の脱出や、食糧難など、その頃の日本には対策は到底無理な理由でした。


この辺のハナシは上野動物園のゾウ、トンキーたちのお話*1で知っている方も多いかと思います。

私もトンキーたちの話は知っていました。全国でたくさんの動物が殺されたことも。


ですが、今日聞いたのは名古屋の東山動物園のお話。

東山動物園は、当時唯一、最後まで像を殺さなかった動物園なんだそうです。

飼育員全員がゾウ舎の前に並んで、

「ゾウを殺すならオレを殺してからにしろ」と、漫画のようなことを素でやってのけたのです。

ゾウの為に、自らの命をかけてゾウを守ったのです。


そんなバカな愛情、大好きです。

もう、大好きです。

ゾウと東山ZOOの歴史は、東山動物園のHPでも見ることができます。

なんつーか、重いですよ、命の歴史。見る価値アリです。

『資料室』のページは、何よりも飼育員の愛情をひしと感じます。



http://www1.ocn.ne.jp/~ngyzoo/

象のいない動物園

*1:上野動物園で、ジョン、トンキー、ワンリーという3匹の像を殺してしまうお話。簡単に言うと、好物のジャガイモに毒を注入しても食べずに捨ててしまう、注射も厚い皮膚には刺さらず折れてしまう。最後まで飼育員に「ごはんを ちょうだい ほら、芸も できます」と訴えながら餓死してしまうお話。『像のいない動物園』や、『かわいそうな ぞう』というタイトルで、教科書や絵本になってます。